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ジスロマックとペニシリン

心配している女性

ジスロマックは細菌による感染症の治療に用いられる抗生物質で、系統はマクロライドに分類されています。
抗生物質と聞くと、最初に開発されてものがペニシリンであることから、そちらをイメージする人もいますが、その他にもセフェム、キャンディン、ニューキノロンと様々なものがあります。
それぞれ作用機序が異なり、細菌の中でも対応できないものもあるため、症状や患者の状態によって使い分けられるようになっています。
特にペニシリンは抗菌スペクトルがあまり広いものではないのですが、作用が強く治療には効果的な反面、人によってはショック症状を起こしやすくなっています。
薬剤アレルギーを持つと過剰反応が起こり、唐突な吐き気やしびれ、呼吸困難などを引き起こすことがあります。

対するマクロライド系のジスロマックは抗菌スペクトルが広く多くの菌種に対応するだけでなく、副作用やアレルギーが起こりにくいので、医療機関でも使いやすいと認められています。
また、血液中の白血球に侵入して感染部位に移動するという独自のDDSを持っているため、ジスロマックを1度服用するだけで1週間は作用が続くようになっています。
一般的な抗菌薬では1週間の治療をするために、毎日2~3回は飲み続けることが必要なのですが、ジスロマックなら1度で済むという特徴から、飲み忘れなどを回避でき、十分な治療効果が見込めるようになります。
とはいえ、マクロライド系のジスロマックだけで全ての症状に対応できるというわけではないので、十分な効果が出なかった場合には、ペニシリン系を含む他の抗生物質を処方することがあります。
患者の状況や症状、菌種の問題などを考慮して処方されることがあるので、病院で処方される時に抗生物質を指定するということはできません。

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